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正誤表 政府によるGHS分類結果(Excel、HTML) | 化学物質管理 | 製品評価技術基盤機構 ghs h22 mhlw seigo

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H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表

分類結果 絵表示 注意喚起語 危険有害性情報 注意書き 分類根拠・問題点 分類結果 絵表示 注意喚起語 危険有害性情報 注意書き 分類根拠・問題点

22A4001チオシアン酸カリウ ム

333-20-0 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分3であり、急速分解性がない (BIOWIN)

が、魚類 (ニジマス) の124日間NOEC (繁殖) = 1.1 mg/L であることから区分外とした。

区分外 - - - - 急性毒性区分3であり、急速分解性がない (BIOWIN)

が、魚類 (ファットヘッドミノー) の124日間NOEC (繁 殖) = 1.1 mg/L(ECETOC TR91, 2003)であることか ら区分外とした。

2016.3.22修正

22A4004炭酸カリウム 584-08-7 水生環境有害性 (急性)

区分外 - - - - 甲殻類 (ニセネコゼミジンコ) の48時間EC50 = 630

mg/L (AQUIRE, 2011) から区分外とした。

区分外 - - - - 甲殻類 (ニセネコゼミジンコ) の48時間LC50 = 630

mg/L (AQUIRE, 2011) から区分外とした。

2016.3.22修正

22A4017硝酸亜鉛(II)六水和 物

10196-18-6 特定標的臓器毒 性(単回暴露)

区分2(全 身毒性)

健康有害 性

警告 H371 : 臓器の障害 のおそれ(全身毒 性)

P309+P311 : 暴露 したとき、又は気分 が悪いとき:医師に 連絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

ラットおよびマウスに経口投与により、死亡の大部分 は最初の48時間に発生し、毒性症状として、縮瞳、 結膜炎、摂餌量と体重の低下、尾の出血と血液生成 がみられ、生存例では時間とともに消失し、LD50値 はラットで1330 mg/kg、マウスで1452 mg/kg と報告 されている(EHC 221(2001))。LD50値から区分2相 当であるが、標的臓器を特定できないので区分2(全 身毒性)とした。

区分2(全 身毒性)

健康有害 性

警告 H371 : 臓器の障害 のおそれ(全身毒 性)

P309+P311 : 暴露 したとき、又は気分 が悪いとき:医師に 連絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

ラットおよびマウスに経口投与により、死亡の大部分 は最初の48時間に発生し、毒性症状として、縮瞳、 結膜炎、摂餌量と飲水量の低下、尾の出血と血液生 成がみられ、生存例では時間とともに消失し、LD50 値はラットで1330 mg/kg(六水和物として 2089mg/kg)、マウスで926mg/kg(六水和物として 1452 mg/kg) と報告されている(EHC 221(2001))。 LD50値から区分2相当であるが、標的臓器を特定で きないので区分2(全身毒性)とした。

2016.3.22修正

22A4021亜リン酸 13598-36-2 水生環境有害性 (急性)

区分外 - - - - 魚類 (メダカ) での96時間LC50 = 6980-9784 mg/L

(IUCLID, 2000) であることから、区分外とした。

区分外 - - - - 魚類 (ゼブラフィッシュ) での96時間LC50 = 6980-9784 mg/L (IUCLID, 2000) であることから、区分外と した。

2016.3.22修正

22A4022メタバナジン酸ナトリ ウム

13718-26-8 水生環境有害性 (急性)

区分2 - - H401 : 水生生物に

毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間EC50 = 2.3 mg/L (AQUIRE, 2011) から区分2とした。

区分2 - - H401 : 水生生物に

毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間LC50 = 2.3 mg/L (AQUIRE, 2011) から区分2とした。

2016.3.22修正

22A4024エチレンジアミン四酢 酸四ナトリウム

64-02-8 水生環境有害性 (急性)

区分2 - - H401 : 水生生物に

毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

藻類 (Scenedesmus quadricauda) の72時間EC50 = 1.01 mg/L (EU-RAR, 2004、IUCLID, 2000) であるこ とから、区分2とした。

区分2 - - H401 : 水生生物に

毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

藻類 (Scenedesmus subspicatus) の72時間EC50 = 1.01 mg/L (EU-RAR, 2004、IUCLID, 2000) であるこ とから、区分2とした。

2016.3.22修正

22A4024エチレンジアミン四酢 酸四ナトリウム

64-02-8 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分2であるが、本物質の慢性区分に関し

ては、OECD-ガイダンス文書No.23からも真の毒性 ではなく、この毒性値を適用するべきではないとの専 門家判断により、区分外とした。

区分外 - - - - 急性毒性区分2であるが、急性毒性の分類に使った

毒性値はOECD-ガイダンス文書No.23からも真の毒 性ではなく、本物質の慢性分類にこの急性毒性値を 適用するべきではないとの専門家判断により、区分 外とした。

2016.3.22修正

22A40262-ブチン-1,4-ジオー ル

110-65-6 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり

(OECD301におけるDOCによる分解度:100%) (EU-RAR, 2005)、かつ生物蓄積性が低いと推定される (log Kow = -0.93 (EU-RAR, 2005)) ことから、区分外 とした。

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり

(OECD301におけるDOCによる分解度:100%) (EU-RAR, 2005)、かつ生物蓄積性が低いと推定される (log Kow = -0.93 (PHYSPROP Database, 2009)) こと から、区分外とした。

2016.3.22修正

22A4029ジイソデシルフタラー ト

26761-40-0 特定標的臓器毒 性(単回暴露)

区分外 - - - - ラットにガイダンス値範囲を大きく超える15000

mg/kgの経口投与で死亡および症状の発現はなく、 剖検における変化も観察されていない(EU-RAR 36 (2003))。また、ウサギにガイダンス値範囲を超える 3130 mg/kgの経皮投与により、擦過皮膚では食欲 不振などの一般症状および剖検時に肺の暗赤色化 が観察されたが、健常皮膚では局所影響として皮膚 の紅斑を認めたのみで全身毒性は認められず(EU-RAR 36(2003))、ラットに2910 mg/kgの経皮投与に おいても一般症状および剖検時の病理学的異常は 見出されていない(EU-RAR 36(2003))。さらに、ラッ トにミストのばく露による急性吸入毒性試験(5.6, 9.72, 12.54 mg/L)では、試験濃度全てがガイダンス 値範囲を超えており、ばく露後の症状として興奮と粗 毛があり、剖検による唯一の病理学的所見として、 肺に多数の暗赤色の病巣が投与群でより高頻度で 見られたと報告されているのみである(EU-RAR 36 (2003))。以上の動物試験の結果に基づき、経口、 経皮および吸入の3経路とも区分外に相当すると判 断される。

区分外 - - - - ラットにガイダンス値範囲を大きく超える15000

mg/kgの経口投与で死亡および症状の発現はなく、 剖検における変化も観察されていない(EU-RAR 36 (2003))。また、ウサギにガイダンス値範囲を超える 3160 mg/kgの経皮投与により、擦過皮膚では食欲 不振などの一般症状および剖検時に肺の暗赤色化 が観察されたが、健常皮膚では局所影響として皮膚 の紅斑を認めたのみで全身毒性は認められず(EU-RAR 36(2003))、ラットに2910 mg/kgの経皮投与に おいても一般症状および剖検時の病理学的異常は 見出されていない(EU-RAR 36(2003))。さらに、ラッ トにミストのばく露による急性吸入毒性試験(5.6, 9.72, 12.54 mg/L)では、試験濃度全てがガイダンス 値範囲を超えており、ばく露後の症状として興奮と粗 毛があり、剖検による唯一の病理学的所見として、 肺に多数の暗赤色の病巣が投与群でより高頻度で 見られたと報告されているのみである(EU-RAR 36 (2003))。以上の動物試験の結果に基づき、経口、 経皮および吸入の3経路とも区分外に相当すると判 断される。

2016.3.22修正

22A4029ジイソデシルフタラー ト

26761-40-0 水生環境有害性 (急性)

区分外 - - - - 藻類、甲殻類、魚類いずれにおいても、水溶解度

(0.18 mg/L) 付近までの濃度において、影響がみら れていないことから、区分外とした。

区分外 - - - - 藻類、甲殻類、魚類いずれにおいても、水溶解度

(0.18 mg/L) 付近までの濃度において、影響がみら れていない(EU-RAR, 2003)ことから、区分外とし た。

2016.3.22修正

22A4029ジイソデシルフタラー ト

26761-40-0 水生環境有害性 (長期間)

区分4 - - H413 : 長期継続的

影響によって水生 生物に有害のおそ れ

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

水溶解度までの濃度で急性水生毒性が報告されて おらず、急性毒性区分外であるが、難水溶性であり (水溶解度:0.28 mg/L (PHYSPROP Database, 2011))、急速分解性がなく (OECD 301C:BOD 54% (EU-RAR, 2003))、log Kow > 4 (10.36 (PHYSPROP Database, 2011)) であることから、区分4とした。

区分4 - - H413 : 長期継続的

影響によって水生 生物に有害のおそ れ

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

水溶解度までの濃度で急性水生毒性が報告されて おらず、急性毒性区分外であるが、難水溶性であり (水溶解度:0.28 mg/L (PHYSPROP Database, 2011))、急速分解性がなく (OECD 301C:BOD 54% (EU-RAR, 2003))、log Kow = 10.36 (>4) (PHYSPROP Database, 2011) であることから、区分4 とした。

2016.3.22修正 修正内容一覧

物質ID 物質名 CAS番号 項目

修正前 修正後

備考

(2)

H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表 22A40304-ノニルフェノール

(分枝)

84852-15-3 水生環境有害性 (急性)

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

藻類 (Skeletonema costatum) の96時間EC50 = 0.0.27 mg/L (EU-RAR, 2002) から区分1とした。

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

藻類 (Skeletonema costatum) の96時間EC50 = 0.027 mg/L (EU-RAR, 2002) から区分1とした。

2016.3.22修正

22A4034ノルマル-ブチルベン ゼン

104-51-8 生殖細胞変異原 性

分類できな い

- - - - in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、エー

ムス試験で陰性(有害性評価書(Access on June 2010))の情報がある。

分類できな い

- - - - in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、エー

ムス試験で陰性(内分泌かく乱作用に関する試験結 果及び有害性評価書(Access on June 2010))の情 報がある。

2016.3.22修正

22A4034ノルマル-ブチルベン ゼン

104-51-8 生殖毒性 分類できな い

- - - - ラットを用いた強制経口投与による2世代繁殖毒性

試験において、肝臓および腎臓に重量増加、病理組 織学的変化がみられた用量でF0雌雄親動物の繁殖 能力に影響を及ぼさず、F1親動物の繁殖能に悪影 響を及ぼす可能性は少ないと考えられ、また、F1及 びF2仔動物に対しても悪影響は見出されていない (経産省生殖試験(Access on June 2010))。した がって、当該物質が重篤な生殖毒性を惹起する物 質であるとは考え難いが、催奇形性を含む仔の発生 に対する影響に関してはデータ不十分のため「分類 できない」とした。

分類できな い

- - - - ラットを用いた強制経口投与による2世代繁殖毒性

試験において、肝臓および腎臓に重量増加、病理組 織学的変化がみられた用量でF0雌雄親動物の繁殖 能力に影響を及ぼさず、F1親動物の繁殖能に悪影 響を及ぼす可能性は少ないと考えられ、また、F1及 びF2仔動物に対しても悪影響は見出されていない (内分泌かく乱作用に関する試験結果及び有害性評 価書(Access on June 2010))。したがって、当該物 質が重篤な生殖毒性を惹起する物質であるとは考 え難いが、催奇形性を含む仔の発生に対する影響 に関してはデータ不十分のため「分類できない」とし た。

2016.3.22修正

22A40372,6-ジメチルヘプタン -4-オール

108-82-7 自然発火性液体 区分外 - - - - 発火点は257℃であり(Weiss(2nd, 2986))、常温で

発火しないと考えられる。

区分外 - - - - 発火点は257℃であり(Weiss(2nd, 1986))、常温で

発火しないと考えられる。

2016.3.22修正

22A40372,6-ジメチルヘプタン -4-オール

108-82-7 眼に対する重篤な 損傷性/眼刺激 性

区分2B - 警告 H320 : 眼刺激 P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P337+P313 : 眼の 刺激が続く場合:医 師の診断/手当て を受けること。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。

ウサギを用いた試験で軽度の刺激性(slightly irritating)の結果(PATTY(5th, 2001))、およびウサ ギを用いた別の試験ではごく軽度で一過性のグレー ド2の傷害(グレード10が最も重度)を起こしたとの報 告(HSDB(2002))に基づき、区分2Bとした。なお、ヒ トでは蒸気ばく露により0.5%の濃度で眼に刺激を生じ る(HSDB(2002))とも述べられている。

区分2B - 警告 H320 : 眼刺激 P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P337+P313 : 眼の 刺激が続く場合:医 師の診断/手当て を受けること。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。

ウサギを用いた試験で軽度の刺激性(slightly irritating)の結果(PATTY(5th, 2001))、およびウサ ギを用いた別の試験ではごく軽度で一過性のグレー ド2の傷害(グレード10が最も重度)を起こしたとの報 告(HSDB(2002))に基づき、区分2Bとした。なお、ヒ トでは蒸気ばく露により5ppmの濃度で眼に刺激を生 じる(HSDB(2002))とも述べられている。

2016.3.22修正

22A40386-メチル-5-ヘプテン -2-オン

110-93-0 水生環境有害性 (急性)

区分3 - - H402 : 水生生物に

有害

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

魚類 (キンギョ) による96時間LC50 = 68 mg/L (SIDS, 2005) より、区分3とした。

区分3 - - H402 : 水生生物に

有害

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

魚類 (ゴールデンオルフェ) による96時間LC50 = 68 mg/L (SIDS, 2005) より、区分3とした。

2016.3.22修正

22A40386-メチル-5-ヘプテン -2-オン

110-93-0 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (OECD

TG301FでのBOD分解度:91% (SIDS, 2005))、かつ生 物蓄積性が低いと推定される (log Kow = 2.4 (PHYSPROP Database, 2011)) ことから、区分外とし た。

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (OECD

TG301FでのBOD分解度:91% (SIDS, 2005))、かつ生 物蓄積性が低いと推定される (log Kow = 2.4 (SIDS, 2005)) ことから、区分外とした。

2016.3.22修正

22A4041 7-メチル-3-メチレン-1,6-オクタジエン

123-35-3 水生環境有害性 (急性)

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

藻類 (Pseudokirchneriella subcapitata) の72時間 EC50 = 0.45 mg/L (環境庁生態影響試験, 1998) か ら区分1とした。

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間EC50 = 0.45 mg/L (環境庁生態影響試験, 1998) から区分1とした。

2016.3.22修正

22A40483,4-ジクロロ-1-ブテ ン

760-23-6 生殖毒性 分類できな い

- - - - ラットの経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒

性併合試験(OECD TG 422;GLP)において、親動物 の交尾率、受胎率、妊娠期間、分娩率、分娩および 哺育状態など性機能および生殖能に影響は認めら れず、また、仔動物にも、出産仔数、生子数、性比、 出生率および形態などに、被験物質投与の影響は 認められなかった(厚労省報告(1996))が、仔の発 生に及ぼす影響に関しては妊娠末期の胎仔検査が 行われていないので、データ不十分のため「分類で きない」とした。

分類できな い

- - - - ラットの経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒

性併合試験(OECD TG 422;GLP)において、親動物 の交尾率、受胎率、妊娠期間、分娩率、分娩および 哺育状態など性機能および生殖能に影響は認めら れず、また、仔動物にも、出産仔数、生仔数、性比、 出生率および形態などに、被験物質投与の影響は 認められなかった(厚労省報告(1996))が、仔の発 生に及ぼす影響に関しては妊娠末期の胎仔検査が 行われていないので、データ不十分のため「分類で きない」とした。

2016.3.22修正

22A40532-プロポキシエタノー ル

2807-30-9 水生環境有害性 (急性)

区分外 - - - - 魚類96時間 LC50及び甲殻類48時間 EC50が 5000

mg/L以上であることから、区分外とした。

区分外 - - - - 魚類96時間 LC50及び甲殻類48時間 EC50が 5000

mg/L以上 (SIDS, 2004) であることから、区分外とし た。

2016.3.22修正

22A40532-プロポキシエタノー ル

2807-30-9 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分外であり、急速分解性があり (28日で

のBOD分解度 = 100% (SIDS, 2004))、LogPow = 0.08 (PHYSPROP Database, 2011)) であることから、区分 外とした。

区分外 - - - - 急性毒性区分外であり、急速分解性があり (20日で

のBOD分解度 = 100% (SIDS, 2004))、LogPow = 0.08 (PHYSPROP Database, 2011)) であることから、区分 外とした。

2016.3.22修正

22A40551,3-ジメトキシベンゼ ン

151-10-0 水生環境有害性 (急性)

区分2 - - H401 : 水生生物に 毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (ミジンコ) による24時間 EC50 = 1.45 mg/L (AQUIRE, 2011) であることから、区分2とした。

分類できな い

(3)

H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表 22A4063ジプロピレングリコー

ルメチルエーテル

34590-94-8 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分外であり、難水溶性でない (水溶解度

= 100 g/L (PHYSPROP Database, 2011)) ことから、 区分外とした。

区分外 - - - - 急性毒性区分外であり、難水溶性でない (水溶解度

= 1000000 mg/L (PHYSPROP Database, 2011)) こと から、区分外とした。

2016.3.22修正

22A4064酸化セリウム(IV) 1306-38-3 特定標的臓器毒 性(反復暴露)

区分1(肺) 健康有害 性

危険 H372 : 長期にわた る、又は反復暴露 による臓器の障害 (肺)

P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P314 : 気分が悪い ときは、医師の診 断/手当てを受け ること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

セリウム等の希土類元素ヒュームのばく露を長年に 亘り受けた労働者の肺では希土類元素の蓄積が見 られ、肉芽腫、気腫、間質の線維化の肺病変と肺活 量の低下が報告されている(環境省リスク評価 第8 巻(2010))。また、酸化セリウム研磨剤にばく露後少 なくとも15年以上経過して、呼吸困難のため来院し た58歳の男性に軽度の胸膜肥厚と肺閉塞が見ら れ、病理検査の結果、慢性肥厚性胸膜炎と診断され た事例(環境省リスク評価 第8巻(2010))、35年間光 学レンズの研磨作業に従事し、離職後13年経過して から酸化セリウムのばく露に関連する希土類元素じ ん肺が判明した68歳男性の事例(PATTY(5th, 2001))など、希土類元素の肺における長期間の残 留を示すものであり、酸化セリウムのばく露が関与し ているとされる有害事象発生の報告は多い。一方、 ラットに粉塵ばく露による13週間反復吸入試験にお いて、剖検では5 mg/m3以上のほぼ半数で横隔膜 の拡張、退色、全例で気管支リンパ節の変化、 51mg/m3以上の全動物で肺の退色、組織検査で は、5 mg/m3以上の雌雄の気管支リンパ節でリンパ 組織増生、色素沈着、肺で色素沈着、51 mg/m3以 上の雌雄の肺で肺胞上皮の過形成、咽頭で化生及 び色素沈着がそれぞれ認められ(環境省リスク評価 第8巻(2010))、影響はガイダンス値区分1の範囲を 含む。以上のヒトおよび動物の知見に基づき区分1 (肺)とした。

区分1(肺) 健康有害 性

危険 H372 : 長期にわた る、又は反復暴露 による臓器の障害 (肺)

P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P314 : 気分が悪い ときは、医師の診 断/手当てを受け ること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

セリウム等の希土類元素ヒュームのばく露を長年に 亘り受けた労働者の肺では希土類元素の蓄積が見 られ、肉芽腫、気腫、間質の線維化の肺病変と肺活 量の低下が報告されている(環境省リスク評価 第8 巻(2010))。また、酸化セリウム研磨剤にばく露後少 なくとも15年以上経過して、呼吸困難のため来院し た58歳の男性に軽度の胸膜肥厚と肺閉塞が見ら れ、病理検査の結果、慢性肥厚性胸膜炎と診断され た事例(環境省リスク評価 第8巻(2010))、35年間光 学レンズの研磨作業に従事し、離職後13年経過して から酸化セリウムのばく露に関連する希土類元素じ ん肺が判明した68歳男性の事例(PATTY(5th, 2001))など、希土類元素の肺における長期間の残 留を示すものであり、酸化セリウムのばく露が関与し ているとされる有害事象発生の報告は多い。一方、 ラットに粉塵ばく露による13週間反復吸入試験にお いて、剖検では5 mg/m3以上のほぼ半数で縦隔膜リ ンパ節の拡張、退色、全例で気管支リンパ節の変 化、51mg/m3以上の全動物で肺の退色、組織検査 では、5 mg/m3以上の雌雄の気管支リンパ節でリン パ組織増生、色素沈着、肺で色素沈着、51 mg/m3 以上の雌雄の肺で肺胞上皮の過形成、咽頭で化生 及び色素沈着がそれぞれ認められ(環境省リスク評 価 第8巻(2010))、影響はガイダンス値区分1の範 囲を含む。以上のヒトおよび動物の知見に基づき区 分1(肺)とした。

2016.3.22修正

22A4066セカンダリ-ブチルア ミン

13952-84-6 水生環境有害性 (急性)

区分3 - - H402 : 水生生物に

有害

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

魚類 (キンギョ) での96時間 LC50 = 46-48 mg/L (HSDB, 2008) であることから、区分3とした。

区分3 - - H402 : 水生生物に

有害

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

魚類 (コイ科の一種) での96時間 LC50 = 46-68 mg/L (HSDB, 2008) であることから、区分3とした。

2016.3.22修正

22A4075ガンマ-ブチロラクトン96-48-0 特定標的臓器毒 性(反復暴露)

分類できな い

- - - - ラットおよびマウスの13週間反復経口投与試験にお

いて、両動物種とも最高用量(ラット 900 mg/kg/day、マウス 1050 mg/kg/day)で死亡例が発 生し、ラットで450 mg/kg/day以上、マウスで525 mg/kg/day以上の用量で体重増加抑制や横臥位が 認められたが、ラットで225 mg/kg/day、マウスで262 mg/kg/dayの用量では軽度または中等度の不活発 が現れた以外は毒性影響は見られない(NTP TR 406(1992))。また、ラットおよびイヌの90日間混餌投 与試験のNOELは両動物種とも8%(400 mg/kg/day) と報告され(IUCLID(2000))、ガイダンス値範囲を超 えている。以上のデータから、経口経路では区分外 に相当するが、他経路(吸入、経皮)についてはデー タ不十分なため、特定標的臓器毒性(反復ばく露)の 分類としては「分類できない」とした。

分類できな い

- - - - ラットおよびマウスの13週間反復経口投与試験にお

いて、両動物種とも最高用量(ラット 900 mg/kg/day、マウス 1050 mg/kg/day)で死亡例が発 生し、ラットで450 mg/kg/day以上、マウスで525 mg/kg/day以上の用量で体重増加抑制や横臥位が 認められたが、ラットで225 mg/kg/day、マウスで262 mg/kg/dayの用量では軽度または中等度の不活発 が現れた以外は毒性影響は見られない(NTP TR 406(1992))。また、ラットおよびイヌの90日間混餌投 与試験のNOELは両動物種とも0.8%(400 mg/kg/day)と報告され(IUCLID(2000))、ガイダンス 値範囲を超えている。以上のデータから、経口経路 では区分外に相当するが、他経路(吸入、経皮)につ いてはデータ不十分なため、特定標的臓器毒性(反 復ばく露)の分類としては「分類できない」とした。

2016.3.22修正

22A4076メタクリルアミド 79-39-0 水生環境有害性 (急性)

区分外 - - - - 魚類 (メダカ) の96時間LC50 > 100 mg/L、甲殻類

(オオミジンコ) の48時間EC50 > 1000 mg/L、藻類 (セレナストラム) の96時間EC50 > 1000 mg/L (い ずれも環境庁生態影響試験, 1999) から、区分外と した。

区分外 - - - - 魚類 (メダカ) の96時間LC50 > 100 mg/L、甲殻類

(オオミジンコ) の48時間EC50 > 1000 mg/L、藻類 (セレナストラム) の72時間EC50 > 1000 mg/L (い ずれも環境庁生態影響試験, 1999) から、区分外と した。

2016.3.22修正

22A4077N-メチロールアクリルアミド924-42-5 急性毒性(吸入:ガ ス)

分類対象 外

- - - - GHSの定義による液体である。 分類対象

- - - - GHSの定義による固体である。 2016.3.22修正

22A40804-エチルフェノール 123-07-9 眼に対する重篤な 損傷性/眼刺激 性

区分1 腐食性 危険 H318 : 重篤な眼の

損傷

P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P280 : 保護手袋/ 保護衣/保護眼鏡 /保護面を着用す ること。 P310 : 直ちに医師 に連絡すること。

ウサギ4匹に0.1 mL/kgを適用後24時間で中等度~ 重度の結膜刺激(発赤、浮腫、排出物、壊死)、虹彩 炎、角膜混濁、斑点、潰瘍から成る重度の刺激性を 示した。適用後7日まで全例で重度の刺激が明瞭で あり、1匹がパンヌスを、もう1匹が眼周囲の脱毛を呈 した(HSDB(2003))。以上の眼への影響には不可逆 的な所見も含まれているので区分1とした。

区分1 腐食性 危険 H318 : 重篤な眼の

損傷

P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P280 : 保護手袋/ 保護衣/保護眼鏡 /保護面を着用す ること。 P310 : 直ちに医師 に連絡すること。

ウサギ4匹に0.1 mL/kgを適用後24時間で中等度~ 重度の結膜刺激(発赤、浮腫、排出物、壊死)、虹彩 炎、角膜混濁、斑点、潰瘍から成る重度の刺激性を 示した。適用後7日まで全例で重度の刺激が明瞭で あり、2匹がパンヌスを、もう1匹が眼周囲の脱毛を呈 した(HSDB(2003))。以上の眼への影響には不可逆 的な所見も含まれているので区分1とした。

2016.3.22修正

22A40804-エチルフェノール 123-07-9 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分2であるが、急速分解性があり (28日

間のBOD分解度 = 90% (既存点検, 1994))、生物濃 縮性が低いと考えられる (LogPow = 2.58 (PHYSPROP Database, 2011)) ことから、区分外とし た。

区分外 - - - - 急性毒性区分2であるが、急速分解性があり (14日

間のBOD分解度 = 90% (既存点検, 1994))、生物濃 縮性が低いと考えられる (LogPow = 2.58 (PHYSPROP Database, 2011)) ことから、区分外とし た。

2016.3.22修正

(4)

H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表 22A4081テオブロミン(別名:

2,6-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルプリン)

83-67-0 生殖毒性 区分1B 健康有害

危険 H360 : 生殖能又は 胎児への悪影響の おそれ

P308+P313 : 暴露 又は暴露の懸念が ある場合:医師の 診断/手当てを受 けること。 P201 : 使用前に取 扱説明書を入手す ること。 P202 : 全ての安全 注意を読み理解す るまで取り扱わな いこと。 P281 : 指定された 個人用保護具を使 用すること。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

マウスを用いて交配の1週間前から混餌投与した生 殖試験において、少なくとも複数の生殖指標に対し 影響を及ぼし、妊娠母体当りの生存出生仔の割合 が対照群と比べ低下し、交差交配の結果から、雌で は生殖能の重度の損傷、雄では異常精子の発生増 加が見出された(NTP Report # RACB83073 (1984))。また、妊娠マウスの器官形成期に腹腔内 投与により、口蓋裂、指欠損の奇形の発生増加、妊 娠ウサギの器官形成期の経口投与においても奇形 の発生が報告されている(IARC 51(1991))。以上の 親の生殖能または仔の発生に及ぼす影響は、親動 物で一般毒性が発現していない中間用量群でも認 められていることから区分1Bとした。なお、本物質を 含むココアを用いた経口によるラット3世代生殖毒性 試験では、生殖に対する悪影響は見られなかったと の報告もある(IARC 51(1991))。

区分1B 健康有害

危険 H360 : 生殖能又は 胎児への悪影響の おそれ

P308+P313 : 暴露 又は暴露の懸念が ある場合:医師の 診断/手当てを受 けること。 P201 : 使用前に取 扱説明書を入手す ること。 P202 : 全ての安全 注意を読み理解す るまで取り扱わな いこと。 P281 : 指定された 個人用保護具を使 用すること。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

マウスを用いて交配の1週間前から混餌投与した生 殖試験において、少なくとも複数の生殖指標に対し 影響を及ぼし、妊娠母体当りの生存出生仔の割合 が対照群と比べ低下し、交差交配の結果から、雌で は生殖能の重度の損傷、雄では異常精子の発生増 加が見出された(NTP Report # RACB83073 (1984))。また、妊娠マウスの器官形成期に腹腔内 投与により、口蓋裂、指欠損の奇形の発生増加、妊 娠ラットの器官形成期の経口投与においても奇形の 発生が報告されている(IARC 51(1991)、 Teratogenic (12th, 2007))。以上の親の生殖能また は仔の発生に及ぼす影響は、親動物で一般毒性が 発現していない中間用量群でも認められていること から区分1Bとした。なお、本物質を含むココアを用い た経口によるラット3世代生殖毒性試験では、生殖に 対する悪影響は見られなかったとの報告もある (IARC 51(1991))。

2016.3.22修正

22A40822,3,6-トリメチルフェ ノール

2416-94-6 水生環境有害性 (急性)

区分2 - - H401 : 水生生物に

毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

魚類 (ゴールデンオルフェ) による96時間 LC50 = 4.6 mg/L (IUCLID, 2000) であることから、区分2とした。

区分2 - - H401 : 水生生物に

毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

魚類 (ファットヘッドミノー) による96時間 LC50 = 8.2 mg/L (AQUIRE, 2011; IUCLID, 2000) であることか ら、区分2とした。

2016.3.22修正

22A40822,3,6-トリメチルフェ ノール

2416-94-6 水生環境有害性 (長期間)

区分2 環境 - H411 : 長期継続的

影響によって水生 生物に毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

急性毒性区分2であり、急速分解性がない (28日間 でのBOD分解度 = 15% (既存点検, 2002)) ことから、 区分2とした。

区分2 環境 - H411 : 長期継続的

影響によって水生 生物に毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

急性毒性区分2であり、急速分解性がない (28日間 でのBOD分解度 = 1% (既存点検, 2002)) ことから、 区分2とした。

2016.3.22修正

22A4085オルト-ニトロフェノー ル

88-75-5 特定標的臓器毒 性(単回暴露)

区分1(血 液)

健康有害 性

危険 H370 : 臓器の障害 (血液)

P307+P311 : 暴露 した場合:医師に連 絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P321 : 特別な処置 が必要である(この ラベルの...を見 よ)。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

芳香族アミン化合物は一般にヒトおよび実験動物で メトヘモグロビン生成を起こすことが知られている (ATSDR(2000))。ネコに50~250 mg/kgを経口投与 により用量依存的なメトヘモグロビンの生成が認め られ(CICAD 20(2000))、ガイダンス値から判断する と区分1相当であるることから、区分1(血液)とした。 なお、ラットおよびマウスを用いた急性経口毒性試 験(LD50値:ラット 2830-5376 mg/kg bw、マウス 1300-2080 mg/kg bw)において、症状所見として呼 吸困難、歩行失調、震え、傾眠、無気力、痙攣、剖検 では高用量で肝臓と腎臓のうっ血、および胃の潰瘍 が報告されている(CICAD(J)20(2004))。症状はマ ウスの場合にはガイダンス値の区分2に相当以上の 用量で見られているが、いずれも不明確であると記 述(CICAD(J)20(2004))されている。なお、メトヘモ グロビンの生成は大きく2群に分けられ、ラット/マウ ス/モルモット/サルは、メトヘモグロビン生成の影響 を受けづらく、一般的には誘導されたメトヘモグロビ ンをヒト/イヌ/ネコよりも効果的に低減させることが できる(Blom, 2000)。ネコはメトヘモグロビン生成の 影響を最も受けやすく、これはヘモグロビンの種類 が異なることが最大の原因とされている http://www.nihs.go.jp/hse/chem-info/eu/euj/V65-j.pdf。

区分1(血 液)

健康有害 性

危険 H370 : 臓器の障害 (血液)

P307+P311 : 暴露 した場合:医師に連 絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P321 : 特別な処置 が必要である(この ラベルの...を見 よ)。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

芳香族アミン化合物は一般にヒトおよび実験動物で メトヘモグロビン生成を起こすことが知られている (ATSDR(2000))。ネコに50~250 mg/kgを経口投与 により用量依存的なメトヘモグロビンの生成が認め られ(CICAD 20(2000))、ガイダンス値から判断する と区分1相当であるることから、区分1(血液)とした。 なお、ラットおよびマウスを用いた急性経口毒性試 験(LD50値:ラット 2830-5376 mg/kg bw、マウス 1300-2080 mg/kg bw)において、症状所見として呼 吸困難、歩行失調、震え、傾眠、無気力、痙攣、剖検 では高用量で肝臓と腎臓のうっ血、および胃の潰瘍 が報告されている(CICAD(J)20(2004))。症状はマ ウスの場合にはガイダンス値の区分2に相当以上の 用量で見られているが、いずれも不明確であると記 述(CICAD(J)20(2004))されている。なお、メトヘモ グロビンの生成は大きく2群に分けられ、ラット/マウ ス/モルモット/サルは、メトヘモグロビン生成の影響 を受けづらく、一般的には誘導されたメトヘモグロビ ンをヒト/イヌ/ネコよりも効果的に低減させることが できる(Blom, 2000)。ネコはメトヘモグロビン生成の 影響を最も受けやすく、これはヘモグロビンの種類 が異なることが最大の原因とされている (EU-RAR(J)(Vol. 65, 2006))。

2016.3.22修正

22A4085オルト-ニトロフェノー ル

88-75-5 特定標的臓器毒 性(反復暴露)

分類できな い

- - - - ラットを用いた28日間反復経口投与試験(OECD TG

407)において、副腎重量の変化が示されているのみ で、主要臓器の病理組織学的検査では投与に関連 する変化はなく、高用量群の200 mg/kg/day(90日換 算:62.2 mg/kg/day)まで重大な毒性所見は認めら れていない(CICAD 20(2000))。また、ラットを用い た4週間蒸気吸入試験では、高用量群の60 mg/m3 (90日換算:0.018 mg/L)における顎甲介と鼻甲介に 沿う上皮の扁平化生の所見を除き、病理組織学的 検査によりばく露に関連する影響は見られず、ばく 露11週後に測定されたメトヘモグロビン濃度にも明 らかな影響は認められていない(CICAD 20 (2000))。以上の結果はいずれもガイダンス値範囲 内に相当する用量であり、ガイダンス値上限付近で の影響は不明である。したがって、データ不足のた め「分類できない」とした。

分類できな い

- - - - ラットを用いた28日間反復経口投与試験(OECD TG

407)において、副腎重量の変化が示されているのみ で、主要臓器の病理組織学的検査では投与に関連 する変化はなく、高用量群の200 mg/kg/day(90日換 算:62.2 mg/kg/day)まで重大な毒性所見は認めら れていない(CICAD 20(2000))。また、ラットを用い た4週間蒸気吸入試験では、高用量群の60 mg/m3 (90日換算:0.018 mg/L)における顎甲介と鼻甲介に 沿う上皮の扁平化生の所見を除き、病理組織学的 検査によりばく露に関連する影響は見られず、11回 目のばく露後に測定されたメトヘモグロビン濃度にも 明らかな影響は認められていない(CICAD 20 (2000))。以上の結果はいずれもガイダンス値範囲 内に相当する用量であり、ガイダンス値上限付近で の影響は不明である。したがって、データ不足のた め「分類できない」とした。

2016.3.22修正

22A4086パラ-ターシャリ-ブチ ル安息香酸

98-73-7 皮膚腐食性/刺 激性

区分外 - - - - ウサギに試験物質を固体で800 mg、またはアルコー

ルと鉱油の懸濁液で300 mgを8時間適用したDraize 試験で皮膚刺激性の兆候は見られず(EU-RAR (2009))、ウサギに500 mgを半閉塞により4時間適 用した試験で皮膚反応を認めなかった(EU-RAR (2009))の記述に基づき、区分外とした。

区分外 - - - - ウサギに試験物質を固体で800 mg/kg、またはアル

コールと鉱油の懸濁液で300 mg/kg bwを8時間適 用したDraize試験で皮膚刺激性の兆候は見られず (EU-RAR(2009))、ウサギに500 mgを半閉塞により 4時間適用した試験で皮膚反応を認めなかった(EU-RAR(2009))の記述に基づき、区分外とした。

(5)

H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表 22A4086パラ-ターシャリ-ブチ

ル安息香酸

98-73-7 眼に対する重篤な 損傷性/眼刺激 性

区分2B - 警告 H320 : 眼刺激 P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P337+P313 : 眼の 刺激が続く場合:医 師の診断/手当て を受けること。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。

ウサギの眼に100 mgを適用したドレイズ試験におい て2匹中1匹に僅かな刺激を認めたのみ(EU-RAR (2009))であったが、100 mgを適用した別の試験 (EU test guideline B5)では24時間で6匹全例に軽度 の結膜反応が見られ、2匹にグレード1または2の角 膜混濁が見られた。これらは3日以内に回復したとの 結果(EU-RAR(2009))に基づき区分2Bとした。

区分2B - 警告 H320 : 眼刺激 P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P337+P313 : 眼の 刺激が続く場合:医 師の診断/手当て を受けること。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。

ウサギの眼に100 mgを適用したドレイズ試験におい て雌雄各1匹のウサギに100mgを適用したドレイズ試 験において僅かな刺激を認めたのみ(EU-RAR (2009))であったが、100 mgを適用した別の試験 (EU test guideline B5)では24時間で6匹全例に中程 度の結膜反応が見られ、2匹にグレード1または2の 角膜混濁が見られた。これらは3日以内に回復したと の結果(EU-RAR(2009))に基づき区分2Bとした。

2016.3.22修正

22A40904-アミノピリジン 504-24-5 特定標的臓器毒 性(単回暴露)

区分1(神 経系)

健康有害 性

危険 H370 : 臓器の障害 (神経系)

P307+P311 : 暴露 した場合:医師に連 絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P321 : 特別な処置 が必要である(この ラベルの...を見 よ)。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

本物質は多発性硬化症の歩行改善を目的とした治 療薬に使用されており、カリウムチャネルを遮断し、 アセチルコリンと神経末端部のノルアドレナリンの放 出を増加させ、副作用として自律神経系や筋肉への 影響は小さいが中枢神経系に対しては、振戦、興 奮、痙攣のような大きな影響を与えると記載されてい る(PATTY(5th, 2001))。約60 mgを摂取したヒト2人 のうち1人が吐気、嘔吐、めまいなどと共に強直性間 代性痙攣を発症したとの報告、また本物質による急 性中毒として、筋痙縮、腹部痙攣、下肢感覚異常、 筋緊張亢進、錯乱などが報告されている(HSDB (2010))。以上のヒトの情報から区分1(神経系)とし た。

区分1(神 経系)

健康有害 性

危険 H370 : 臓器の障害 (神経系)

P307+P311 : 暴露 した場合:医師に連 絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P321 : 特別な処置 が必要である(この ラベルの...を見 よ)。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

本物質は多発性硬化症の歩行改善を目的とした治 療薬(AMPYRA (4-アミノピリジン製剤)専用サイト 情報(Acorda社

http://www.ampyra.com/home/)(Access on Sept. 2010))に使用されており、カリウムチャネルを遮断 し、アセチルコリンと神経末端部のノルアドレナリン の放出を増加させ、副作用として自律神経系や筋肉 への影響は小さいが中枢神経系に対しては、振戦、 興奮、痙攣のような大きな影響を与えると記載され ている(PATTY(5th, 2001))。約60 mgを摂取したヒト 2人のうち1人が吐気、嘔吐、めまいなどと共に強直 性間代性痙攣を発症したとの報告、また本物質によ る急性中毒として、筋痙縮、腹部痙攣、下肢感覚異 常、筋緊張亢進、錯乱などが報告されている(HSDB (2010))。以上のヒトの情報から区分1(神経系)とし た。

2016.3.22修正

22A40904-アミノピリジン 504-24-5 特定標的臓器毒 性(反復暴露)

区分1(神 経系)

健康有害 性

危険 H372 : 長期にわた る、又は反復暴露 による臓器の障害 (神経系)

P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P314 : 気分が悪い ときは、医師の診 断/手当てを受け ること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

本物質は多発性硬化症の歩行改善を目的とした治 療薬に使用されており、カリウムチャネルを遮断し、 アセチルコリンと神経末端部のノルアドレナリンの放 出を増加させ、自律神経系や筋肉への影響は小さ いが中枢神経系に対しては、振戦、興奮、痙攣のよ うな大きな影響を与えると記載されている(PATTY (5th, 2001))。副作用としてヒトの低用量(1日5-30 mg)摂取により、神経過敏、めまい、記憶変化、動脈 攣縮、末梢感覚異常が記載され、高用量では事故 による中毒例で、上記の症状に加え脱力、切迫感、 呼吸困難、激越などの症状が報告されている(EPA RED(2007))。以上のヒトの情報から区分1(神経系) とした。

区分1(神 経系)

健康有害 性

危険 H372 : 長期にわた る、又は反復暴露 による臓器の障害 (神経系)

P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P314 : 気分が悪い ときは、医師の診 断/手当てを受け ること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

本物質は多発性硬化症の歩行改善を目的とした治 療薬(AMPYRA (4-アミノピリジン製剤)専用サイト 情報(Acorda社

http://www.ampyra.com/home/)(Access on Sept. 2010))に使用されており、カリウムチャネルを遮断 し、アセチルコリンと神経末端部のノルアドレナリン の放出を増加させ、自律神経系や筋肉への影響は 小さいが中枢神経系に対しては、振戦、興奮、痙攣 のような大きな影響を与えると記載されている (PATTY(5th, 2001))。副作用としてヒトの低用量(1 日5-30 mg)摂取により、神経過敏、めまい、記憶変 化、動脈攣縮、末梢感覚異常が記載され、高用量で は事故による中毒例で、上記の症状に加え脱力、切 迫感、呼吸困難、激越などの症状が報告されている (EPA RED(2007))。以上のヒトの情報から区分1(神 経系)とした。

2016.3.22修正

22A40941,2,3-ベンゾトリア ゾール

95-14-7 眼に対する重篤な 損傷性/眼刺激 性

区分2 感嘆符 警告 H319 : 強い眼刺激P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P337+P313 : 眼の 刺激が続く場合:医 師の診断/手当て を受けること。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P280 : 保護手袋/ 保護衣/保護眼鏡 /保護面を着用す ること。

ウサギを用いた試験において角膜混濁、結膜、虹彩 の発赤が認められた(DFGMAK-Doc. Vol.2(1991)) との報告より区分2とした。なお、ウサギを用いた他 の試験で刺激性スコア:81.0、26日後のスコア:31で あるが、この値は砂によるような機械的刺激である (HSDB(2003))との報告もある。

区分2 感嘆符 警告 H319 : 強い眼刺激P305+P351+P338 : 眼に入った場合:水 で数分間注意深く 洗うこと。次にコン タクトレンズを着用 していて容易に外 せる場合は外すこ と。その後も洗浄を 続けること。 P337+P313 : 眼の 刺激が続く場合:医 師の診断/手当て を受けること。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P280 : 保護手袋/ 保護衣/保護眼鏡 /保護面を着用す ること。

ウサギを用いた試験において角膜混濁、結膜、虹彩 の発赤が認められた(DFGMAK-Doc. Vol.2(1991)) との報告より区分2とした。なお、ウサギを用いた他 の試験で刺激性スコア:81.0、26日後のスコア:31で あるが、この値はコントロールの塩、砂、砂糖の数値 を超えているが、これは機械的刺激によるものであ る(HSDB(2003))との報告もある。

2016.3.22修正

(6)

H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表 22A40963-(4-クロロフェニ

ル)-1,1-ジメチル尿 素

150-68-5 特定標的臓器毒 性(反復暴露)

区分2(血 液系)

健康有害 性

警告 H373 : 長期にわた る、又は反復暴露 による臓器の障害 のおそれ(血液系)

P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P314 : 気分が悪い ときは、医師の診 断/手当てを受け ること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

ラットおよびマウスに13週間混餌投与した試験にお いて、リンパ球および造血組織への影響が、ラットで 6000 ppm(300 mg/kg/day)以上、マウスでは12000 ppm(1800 mg/kg/day)以上といずれもガイダンス値 範囲を超えた高用量で報告(NTP TR No.266 (1988))されている。しかし、雄ラットに250-1000 ppm(12.5-50 mg/kg/day)を14ヵ月混餌投与により、 メトヘモグロビン形成の増加と赤血球形態変化を伴 う二次的貧血が認められ、組織学的には脾臓にお いて溶血性貧血とメトヘモグロビン血症に対する反 応を示すヘモジデリン沈着が観察され、さらに色素 沈着は腎臓と肝臓でも認められ(HSDB(2002))、発 現用量はガイダンス値範囲の区分2に相当であるこ とから、区分2(血液系)とした。

区分2(血 液系)

健康有害 性

警告 H373 : 長期にわた る、又は反復暴露 による臓器の障害 のおそれ(血液系)

P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P314 : 気分が悪い ときは、医師の診 断/手当てを受け ること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

ラットおよびマウスに13週間混餌投与した試験にお いて、リンパ球および造血組織への影響が、ラットで 6000 ppm(300 mg/kg/day)以上、マウスでは12000 ppm(1800 mg/kg/day)以上といずれもガイダンス値 範囲を超えた高用量で報告(NTP TR No.266 (1988))されている。しかし、雌ラットに250-1000 ppm(12.5-50 mg/kg/day)を14ヵ月混餌投与により、 メトヘモグロビン形成の増加と赤血球形態変化を伴 う二次的貧血が認められ、組織学的には脾臓にお いて溶血性貧血とメトヘモグロビン血症に対する反 応を示すヘモジデリン沈着が観察され、さらに色素 沈着は腎臓と肝臓でも認められ(HSDB(2002))、発 現用量はガイダンス値範囲の区分2に相当であるこ とから、区分2(血液系)とした。

2016.3.22修正

22A4097トリスジクロロプロピ ルホスフェート

13674-87-8 眼に対する重篤な 損傷性/眼刺激 性

区分外 - - - - ウサギ3匹に0.5 mLを適用した試験(OECD TG405,

GLP)で、1時間後に全例で軽度の結膜発赤が見ら れたが24時間後に回復し、その他にばく露の影響は なかったとの報告(EU-RAR(2008))に基づき、区分 外とした。

区分外 - - - - ウサギ3匹に0.1 mLを適用した試験(OECD TG405,

GLP)で、1時間後に全例で軽度の結膜発赤が見ら れたが24時間後に回復し、その他にばく露の影響は なかったとの報告(EU-RAR(2008))に基づき、区分 外とした。

2016.3.22修正

22A4097トリスジクロロプロピ ルホスフェート

13674-87-8 生殖毒性 区分外 - - - - 妊娠ラットの器官形成期に経口投与した発生毒性試

験の結果、最高用量の400 mg/kgでは母体毒性とし て、体重増加量と摂餌量の有意な減少に加え死亡も 見られ、吸収胚と骨化遅延が増加した。200 mg/kg 以下の用量では胎仔死亡の増加はなく、胎仔の生 育にも異常なく、奇形も見られなかった(SIAP (2009))。吸収胚の増加は死亡を含む顕著な母体毒 性が見られた高用量のみでの影響のため分類根拠 としなかった。さらに、ウサギに12週間経口投与によ り、交配、受胎、妊娠の指標に加え、黄体数、着床 数、生存胎仔数、吸収胚数にも影響はなく、性機能・ 生殖能に悪影響が認められなかったとの報告(EU-RAR(2008))もあり、区分外とした。

区分外 - - - - 妊娠ラットの器官形成期に経口投与した発生毒性試

験の結果、最高用量の400 mg/kgでは母体毒性とし て、体重増加量と摂餌量の有意な減少に加え死亡も 見られ、吸収胚と骨化遅延が増加した。100 mg/kg 以下の用量では胎仔死亡の増加はなく、胎仔の生 育にも異常なく、奇形も見られなかった(SIAP (2009))。吸収胚の増加は死亡を含む顕著な母体毒 性が見られた高用量のみでの影響のため分類根拠 としなかった。さらに、ウサギに12週間経口投与によ り、交配、受胎、妊娠の指標に加え、黄体数、着床 数、生存胎仔数、吸収胚数にも影響はなく、性機能・ 生殖能に悪影響が認められなかったとの報告(EU-RAR(2008))もあり、区分外とした。

2016.3.22修正

22A4098N,N'-ジエチルチオ尿 素

105-55-5 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急速分解性に関する適切なデータが得られていない

が、信頼性のある慢性毒性データは全てNOEC > 1 mg/Lである(AQUIRE, 2012)ことから、区分外とし た。

区分外 - - - - 急速分解性に関する適切なデータが得られていない

が、信頼性のある慢性毒性データは全てLOEC ≧ 1 mg/Lである(AQUIRE, 2012)ことから、区分外とし た。

2016.3.22修正

22A4099トリメチルチオ尿素 2489-77-2 水生環境有害性 (急性)

区分外 - - - - 甲殻類 (オオミジンコ) の48時間EC50 = 770 mg/L

(AQUIRE, 2011) から区分外とした。

区分外 - - - - 甲殻類 (オオミジンコ) の48時間LC50 = 770 mg/L

(AQUIRE, 2011) から区分外とした。

2016.3.22修正

22A4100ジエチルジチオカル バミン酸ナトリウム

148-18-5 水生環境有害性 (急性)

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間EC50 = 0.91 mg/L (AQUIRE, 2011) から区分1とした。

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間LC50 = 0.91 mg/L (AQUIRE, 2011) から区分1とした。

2016.3.22修正

22A4101ジエチルジチオカル バミン酸亜鉛

14324-55-1 水生環境有害性 (急性)

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間EC50 = 0.24 mg/L (AQUIRE, 2011、HSDB, 2010) から区分1とした。

区分1 環境 警告 H400 : 水生生物に

非常に強い毒性

P273 : 環境への放 出を避けること。 P391 : 漏出物を回 収すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間LC50 = 0.24 mg/L (AQUIRE, 2011、HSDB, 2010) から区分1とした。

2016.3.22修正

22A4104パラ-アニスアルデヒ ド

123-11-5 生殖毒性 区分2 健康有害

警告 H361 : 生殖能又は 胎児への悪影響の おそれの疑い

P308+P313 : 暴露 又は暴露の懸念が ある場合:医師の 診断/手当てを受 けること。 P201 : 使用前に取 扱説明書を入手す ること。 P202 : 全ての安全 注意を読み理解す るまで取り扱わな いこと。 P281 : 指定された 個人用保護具を使 用すること。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

ラットを用いた反復投与毒性・生殖発生毒性併合試 験(OECDTG 422)おいて、一過性の流涎、肝細胞肥 大など親動物の一般毒性が認められた用量で、受 胎率、産児数、分娩率、出産生児数の減少(500 mg/kg)(厚労省報告(Access on Oct. 2010))などの 影響が認められことから、区分2とした。

区分2 健康有害

警告 H361 : 生殖能又は 胎児への悪影響の おそれの疑い

P308+P313 : 暴露 又は暴露の懸念が ある場合:医師の 診断/手当てを受 けること。 P201 : 使用前に取 扱説明書を入手す ること。 P202 : 全ての安全 注意を読み理解す るまで取り扱わな いこと。 P281 : 指定された 個人用保護具を使 用すること。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

ラットを用いた反復投与毒性・生殖発生毒性併合試 験(OECDTG 422)おいて、一過性の流涎、肝細胞肥 大など親動物の一般毒性が認められた用量で、受 胎率、産児数、分娩率、出産生児数の減少(500 mg/kg)(厚労省報告「4-メトキシベンズアルデヒドの ラットを用いる反復経口投与毒性・生殖発生毒性併 合試験」(Access on Oct. 2010))などの影響が認め られことから、区分2とした。

2016.3.22修正

22A4104パラ-アニスアルデヒ ド

123-11-5 水生環境有害性 (長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (良分

解、BODによる分解度:99% (既存点検, 2001))、かつ 生物蓄積性が低いと予想される (Log Kow = 1.79 (PHYSPROP Database, 2011)) ことから区分外とし た。

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (良分

解、BODによる分解度:99% (既存点検, 2001))、かつ 生物蓄積性が低いと予想される (Log Kow = 1.79 (PHYSPROP Database, 2009)) ことから区分外とし た。

(7)

H22年度厚生労働省・環境省分類結果 正誤表 22A4108クマリン 91-64-5 水生環境有害性

(長期間)

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (難分

解、BODによる分解度:100% (既存点検, 1977))、か つ生物蓄積性が低いと予想される (Log Kow = 1.39 (PHYSPROP Database, 2011)) ことから区分外とし た。

区分外 - - - - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (良分

解、BODによる分解度:100% (既存点検, 1977))、か つ生物蓄積性が低いと予想される (Log Kow = 1.39 (PHYSPROP Database, 2011)) ことから区分外とし た。

2016.3.22修正

22A4109シトロネラール 106-23-0 酸化性液体 分類対象 外

- - - - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物で

あるが、この酸素がが炭素、水素以外の元素と化学 結合していない。

分類対象 外

- - - - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物で

あるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結 合していない。

2016.3.22修正

22A41111-デカナール 112-31-2 生殖細胞変異原 性

分類できな い

- - - - in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in

vitro試験としては、エームス試験で陰性(JECFA FAS 48(2002))、チャイニーズハムスターの線維芽 細胞を用いた染色体異常試験で陰性(JECFA FAS 40(1999))の報告がある。

分類できな い

- - - - in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in

vitro試験としては、エームス試験で陰性(JECFA FAS 40(1998))、チャイニーズハムスターの線維芽 細胞を用いた染色体異常試験で陰性(JECFA FAS 40(1999))の報告がある。

2016.3.22修正

22A4113ベータ-フェニルエチ ルアルコール(別名: フェネチルアルコー ル)

60-12-8 特定標的臓器毒 性(単回暴露)

区分2(肝 臓、腎臓)、 区分3(麻 酔作用)

健康有害 性 感嘆符

警告 H371 : 臓器の障害 のおそれ(肝臓、腎 臓) H336 : 眠気又はめ まいのおそれ(麻酔 作用)

P309+P311 : 暴露 したとき、又は気分 が悪いとき:医師に 連絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。 P304+P340 : 吸入 した場合:空気の新 鮮な場所に移し、 呼吸しやすい姿勢 で休息させること。 P403+P233 : 換気 の良い場所で保管 すること。容器を密 閉しておくこと。 P261 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーの吸 入を避けること。 P271 : 屋外又は換

ラットの急性経口毒性試験(LD50値は650-1430 mg/kg)において、肝臓および腎臓の変性が観察さ れ、肝臓では、充血および軽度の脂肪変化、一方、 腎臓では、髄質で尿細管壊死、皮質で尿細管細胞 の混濁腫脹と円柱形成が認められた。LD50値から ガイダンス区分2に相当する用量での所見であること から、区分2(肝臓、腎臓)とした。また、マウスの急 性経口試験では、1~2 mg/kgの用量で1~5分以内 にほとんどの動物に麻酔が生じたことから区分3(麻 酔作用)とした。

区分2(肝 臓、腎臓)、 区分3(麻 酔作用)

健康有害 性 感嘆符

警告 H371 : 臓器の障害 のおそれ(肝臓、腎 臓) H336 : 眠気又はめ まいのおそれ(麻酔 作用)

P309+P311 : 暴露 したとき、又は気分 が悪いとき:医師に 連絡すること。 P260 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーを吸 入しないこと。 P264 : 取扱後 は...よく洗うこ と。 P270 : この製品を 使用するときに、飲 食又は喫煙をしな いこと。 P405 : 施錠して保 管すること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。 P304+P340 : 吸入 した場合:空気の新 鮮な場所に移し、 呼吸しやすい姿勢 で休息させること。 P403+P233 : 換気 の良い場所で保管 すること。容器を密 閉しておくこと。 P261 : 粉じん/煙 /ガス/ミスト/蒸 気/スプレーの吸 入を避けること。 P271 : 屋外又は換

ラットの急性経口毒性試験(LD50値は650-1430 mg/kg)において、肝臓および腎臓の変性が観察さ れ、肝臓では、充血および軽度の脂肪変化、一方、 腎臓では、髄質で尿細管壊死、皮質で尿細管細胞 の混濁腫脹と円柱形成が認められた(IUCLID (2000))。LD50値からガイダンス区分2に相当する用 量での所見であることから、区分2(肝臓、腎臓)とし た。また、マウスの急性経口試験では、1~2 mg/kg の用量で1~5分以内にほとんどの動物に麻酔が生 じた(IUCLID (2000))ことから区分3(麻酔作用)とし た。

2016.3.22修正

22A4118ローダミンB 81-88-9 水生環境有害性 (急性)

区分3 - - H402 : 水生生物に

有害

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間EC50 = 22.9 mg/L (AQUIRE, 2011) から区分3とした。

区分3 - - H402 : 水生生物に

有害

P273 : 環境への放 出を避けること。 P501 : 内容物/容 器を...に廃棄す ること。

甲殻類 (オオミジンコ) の48時間LC50 = 22.9 mg/L (AQUIRE, 2011) から区分3とした。

2016.3.22修正

22A4119トリエチルホスフェート 78-40-0 生殖細胞変異原 性

区分外 - - - - 2系統のマウスを用いた腹腔内投与による優性致死

試験(生殖細胞in vivo 経世代変異原性試験)で両系 統とも陰性(BUA 37(1989))、マウスの腹腔内投与 による精原細胞を用いた染色体異常試験(生殖細胞 in vivbo変異原性試験)で陰性(BUA 37(1989))、お よびマウスの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体 細胞in vivbo変異原性試験)で陰性(SIDS(Access on Nov. 2010))の結果に基き、区分外とした。なお、 in vitro試験として、エームス試験で陰性(NTP DB (1982))、V79細胞を用いたHPRT試験で陰性の結 果が報告されている。

区分外 - - - - 2系統のマウスを用いた腹腔内投与による優性致死

試験(生殖細胞in vivo 経世代変異原性試験)で両系 統とも陰性(BUA 37(1989))、マウスの腹腔内投与 による精母細胞を用いた染色体異常試験(生殖細胞 in vivo変異原性試験)で陰性(BUA 37(1989))、およ びマウスの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体 細胞in vivbo変異原性試験)で陰性(SIDS(Access on Nov. 2010))の結果に基き、区分外とした。なお、 in vitro試験として、エームス試験で陰性(NTP DB (1982))、V79細胞を用いたHPRT試験で陰性の結 果が報告されている。

2016.3.22修正

22A4121アクリル酸2-メトキシ エチル

3121-61-7 生殖細胞変異原 性

分類できな い

- - - - in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、in

vitro 試験では、Ames試験で陰性(NTBP DB (Access on Nov. 2010))の報告がある。

分類できな い

- - - - in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、in

vitro 試験では、Ames試験で陰性(NTP DB(Access on Nov. 2010))の報告がある。

2016.3.22修正

参照

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